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第4話 規則的な生活リズムを整えるための「適度なお昼寝」

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お昼寝はしてますか?

健康増進のために昼寝をするなら、 午前11時半~午後3時ごろまでに30分以内にすることがお勧めです。30分以内なら、浅い睡眠(脳波が穏やか)から覚醒するので目覚めも良く、起きてからの作業効率が高まります。
30分以上になると深い睡眠(脳波がしっかり休息)となってしまう為に、深い睡眠から急に起きても、睡眠慣性(寝ぼけ・起きてからしばらく頭がボーッとして働かない状態)が長くなり、ミスや事故の誘因となります。

 

睡眠健康指導士が推奨する「お昼寝」

お昼からの活動をスムーズにして、夜にはしっかり眠れる理想的な方法をお伝えします。

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昼寝の体性

椅子に座り机にお気に入りの枕を置いた前屈み(頭の重さ約5キロが体にかかる負荷を軽減)。できればあぐら(結跏趺坐が理想)をかいて、足の付け根に刺激を与えた状態が良いですね!(布団に寝てしまうと30分以上寝てしまいますし、椅子に反って寝ると血圧が下がり起きてからボ~っとしますから。)

 

昼寝の環境

リラックスできる音楽やアロマなどで自分の好きな状態にしておく事をお勧めします。また昼寝の前にコーヒーや緑茶等に含まれるカフェインの覚醒効果を利用して目覚めをスッキリさせると尚良いでしょう!(カフェインが覚醒を起こすには30分程時間差があり、以後は数時間覚醒が続くという効果を利用しましょう)

 

※注意点

午後3時以降の昼寝や30分以上の昼寝は、夜の睡眠に影響して寝つきを悪くします。

睡眠(眠気)には年、月、日々のリズムがあります。これは食事や運動、労働などの影響を強く受けます。夜間の眠気は日中の活動のたまものです。
日中にぼんやり過ごし、夕食後にテレビを見ながらうたた寝をしてしまう。。。そのあげく、夜は眠れなくなるなんていう悪循環にもなるんですね。夜にしっかり眠る為にも、昼寝も同じ時間、同じ体性で規則正しくメリハリをつける事によって精神健康も改善するんです。

(「昼寝は怠け者がするものだ!」なんてもう古い。今では健康な人ほど昼寝をする時代だと言っても過言ではありません。)

 

 

次号では「質の良い睡眠をするには、適度な運動をする時間帯が重要」をお贈りします。

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