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睡眠指導士から”おやすみ”に代えて… 第12話 冬季うつ病

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 多くのうつ病は、季節に関係なく気持ちがふさぎ込む事が一般的ですが、秋口から冬にかけて憂鬱な気分にとらわれ、春になると自然に治る季節性感情障害「冬季うつ病」が、生活習慣病として問題視されてきております。
 食欲の秋を終えた後に寒くなり食欲も減り、昼間にとても眠気を感じる事が多くなってくる。哺乳類でもある人間もクマなどの冬眠のように冬は活動期のパフォーマンスが鈍る傾向にあるようですね。

 睡眠治療の大学調査によると、「南の地方に比べて北の地方」「太平洋側よりも日本海側」が、朝陽の差し込む時間が遅く、雪などで晴れる日が少ない地方に冬季うつ病が多いというデータがあります。
 睡眠ホルモン(メラトニン)や気持ちをコントロールするホルモン(コルチゾール)の分泌リズムも大幅に遅れて、生体リズムが遅い時間へズレることで昼間ぼーっとしてしまう事が分かってきております。

解決方法

 冬場は朝起きて薄暗くても、朝陽を見ながらのウォーキングや体操などをする事を特にお勧めしたいのですが、体調や体力的に無理であれば、せめて日の当たる場所にテーブルを移動して朝陽を浴びながら朝ごはんを食べる事を習慣にすると1週間程で症状は回復してきます。(症状が軽い場合)

 この方法は、不眠によって精神的に最悪な状態であった私自身の体験談でもあります。治療医師から強力な睡眠薬を処方してもらっていたのですが、その薬さえも効かなくなっていた不眠の日々が、数年間この「朝陽を浴びながら焼き魚と味噌汁を食べるという朝食スタイル」に変えただけで、今では寝られない日も極端に減りました。

ホットニュース

 人工的な朝陽を浴びながら起きられる「高照度光療法」を活用し体内リズムのリセットができる体内リズム調整機器が近い内に発売予定をしております。多くの寝られないと悩んでいる人が、冬の時期に限らず、昼間眠くならない朝陽を浴びる習慣(電気のなかった古代のように)へ戻すだけで、不眠症と全く無縁になる日も遠くない未来に訪れる事でしょう。http://www.daito.tv/ 擬似太陽光目覚ましOKILUX

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