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介護の現場から7

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心から喜んでいただけるように

より良い施設にするための真心をこめた環境づくり

介護インタビュー7_03

  愛知県豊川市の住宅型有料老人ホーム「プメハナ」の介護の現場で働く、竹田さんにお話を伺いました。

—仕事の内容は?

 住宅型有料老人ホームで、運営、施設管理全般に関するマネジメント業務を行っています。また、理学療法士として隣接のデイケア、訪問リハビリでの機能訓練を行っています。
 「プメハナ」は、ハワイ語で「真心をこめて」を意味します。入居者様、ご家族様に、真心をこめたおもてなしができるよう、ホーム作りを行っています。

—この仕事を選んだきっかけは?

 もともとは、隣接の病院で理学療法士として働いていました。その中、併設のデイケアを拡充することとなり、その準備と運営に携わる機会がありました。それまでは、ただただ理学療法士としての機能訓練を重視し、理学療法のスキルを高めることばかりに勤しんでいました。
 直接、自らの意見を運営に反映させることで、今までの機能訓練に固執したリハビリとはまた違った関わり方ができる事を知り、リハビリに対する視野が広がりました。
 そして昨年10月にホームでの勤務のお話を頂き、今までの理学療法士としての実績、スキルを生かした理学療法士でなければできない施設運営が出来るよう邁進しています。

—今の仕事で大変な事は?

 理学療法士として介護の指導の経験はあっても、実際の介護となると、今までの知識が必ずしも通用するとは限りません。実際に介護を行ってみると、理想の方法ではうまくいかないことはいくらでもあります。
 また、運営、経理、施設管理業務など、挑戦したことのない業務もたくさんあるので、日々悪戦苦闘ですが、いろいろなことに挑戦でき、とても充実しています。

—やりがいを感じるときは?

 入居者様やご家族様から、「この施設に入居して本当によかった。」「ここは本当に良いスタッフばかりですね。」など、心から喜んでいただけた時が一番のやりがいです。
 また、現場のスタッフの意見を取り入れ、働きやすい環境を作り、入居者様が過ごしやすい環境を作っていくことで、入居者様だけでなく、スタッフにとってもより良い施設が実現していくことです。明るく元気に働くスタッフ、楽しそうに過ごす入居者様を見るととても嬉しいです。

—これからの目標、将来の夢は?

 以前、入居者様に「歩行器の調子が悪いから見てほしい」と相談されたことがありました。管理業務に追われる毎日でしたが、「専門分野なので任せてください!」と、理学療法士の経験を踏まえ、歩行器を調整し、加えて歩行指導も行いました。すると入居者様から「さすが施設長さん、何でもできるのね!」と大変喜ばれました。今でも理学療法士として機能訓練をしたり、相談に乗ったり、電球の交換や掃除などもしたりします。
 まだまだ及ばないところもありますが、入居者様、ご家族様、スタッフからも「何でも相談できて頼れる施設長さん」と思ってもらえる施設運営をしていきたいです。
 そして、入居者様、ご家族様に、「ここで生活できて良かった」「ここのスタッフなら安心」と思っていただけるよう、スタッフ一同、全力で取り組んでいきたいと思っています。

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