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睡眠指導士から”おやすみ”に代えて… 第19話

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生活習慣を思い切って変えてみたら
「不眠症が治った」事例

 今までに幾つかの不眠を改善する方法を書いてきました。人間は人生の3分の1の時間、布団の中で寝ております。質の良い睡眠がどれほど生きていく上で大切であるか理解をいただけているか分かりませんが、友人のドクターは私に残念ながら悲しい現実を語ることがあります。内科医なので、患者さんには処方箋を出し多くの薬を提供しているのですが、ドクター本人は「薬の副作用を考えて絶対に飲まない」とお酒の席で本音を語るのです。当然自分の子供にも薬を飲ませていないそうです。では何をしているのかというとこれから書く、普段からの生活習慣をただ行っているといいます。
 ずばり良い睡眠をする為の生活習慣ですね。復唱にもなりますが纏めておきましょう!

「薬に頼らず病気になりにくい丈夫な体を形成する」生活習慣のススメ

①平日でも休日でも毎日同じ時間に起きる事
②朝は和食中心にしっかりと食べる事
③朝日を浴びながら30分程犬の散歩をする事
④外出から帰ったら手を洗い、うがいをする事
⑤20分以内の軽い昼寝をする事
⑥日中はなるべく日光の当たる場所を意識して生活をする事
⑦晩御飯では消化吸収のわるいものは食べない事
⑧夜に激しい運動をしない事
⑨パソコンやスマホは寝る前の2時間はしない事
⑩気持ち良い適温のお風呂にゆっり浸かってリラックスする事
⑪眠くなるまで間接照明の部屋でくつろぐ意識をする事
⑫快適な寝室を常に心がけ整理整頓・清掃・昼間の換気をしておく事
⑬平日でも休日でも毎日同じ時間に寝る事

 この13の項目の内、貴方はどれだけ実践していますか?半分以下の方はできる事から一つずつでも、この生活習慣の改善をお勧めします。これは私自身が睡眠障害から回復した事実を元に家の中の様々な場所に貼り付けて意識したキーワード(私の事例)です。ところで前述の内科医ですが尋ねたところ13のうち①と⑬以外の11項目を実践しているという事でした。内科医のいう「薬は飲まない」というのは極端な考え方であると私は思います。織田信長が人生50年といっていた時代からすると現世の平均年齢は80歳を超えております。医学と薬の技術革新から成し得た結果、長寿大国となったと思います。そういう私も薬はできれば飲みたくはない、だからこそ普段からの生活習慣を大事にしていきたい。そう強く思います。では薬を飲まないかというとそうではなく、体調が悪い時、ひどくなる前に即効性を期待して「うまく付き合う有り難いもの」と位置づけております。

睡眠指導士19_03

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