睡眠指導士から”おやすみ”に代えて… 第18話


睡眠0

良い「目覚め」と良い「睡眠」

 700万年前に人類が誕生して以来、脈々と子孫を継承して今があります。その昔は太陽が昇り始め眩しさで「目覚め」日中は太陽のもと荒野を駆け巡り、夕焼けで帰路を促され居宅へ戻り、月明かりの下、動物に襲われないよう焚き火の横で家族が寄り添い眠りました。
 それは現代の人類であっても700万年前のDNAが継承されています。本編ではそのDNAに着目し「なぜ人は目覚め。なぜ人は眠くなるのか」という少しサイエンスな内容としていきます(笑)

目覚め物質「セロトニン」

1.朝陽を浴びる事で目覚め物質セロトニンが生成され「スッキリ」起きられる。
⇒脳にある「セロトニン神経」から自律神経に働きかけ交感神経を高めます。

2.セロトニンの材料となる和食は、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える効果があると言われている。
⇒セロトニン生成物(大豆・青魚・牛乳・バナナ・胡麻・マグロ・海藻・豆腐等)まさに和食。

3.体を動かしてもセロトニンは分泌される。
⇒ジョギング等の強い刺激。ウォーキング等のリズム運動。共にセロトニンを分泌される事が報告されております。

4.握手やハグ・グルーミングでもセロトニンは分泌される。
⇒人は他人と触れ合う事でも目覚めを促進させる事ができると言われています。

良質な睡眠物質「メラトニン」

1.朝のセロトニン分泌が良いと、夜暗くなると、生きる為の生理現象で自然と眠くなる。
⇒脳にある松果体という場所でセロトニンを元に睡眠物質メラトニンが生成されます。

2.メラトニンが良質に増幅される効果
⇒各種成長ホルモンが分泌「肌がキレイになる・若返る・免疫力が向上」されます。

3.メラトニンは「ガン細胞」も抑制する効果
⇒腫瘍増殖抑制・血管新生抑制・DNA修復作用等、毒性減少させる報告があります。

4.古代の人は暗闇に電気の光(青白色)は無かった。
⇒人のDNAは寝る前は焚き火や月明かりで眠りに誘導されますが、青白色は目が冴えてしまいます。

 家電製品に囲まれた家に住み、スマホやパソコンを操る現代人ですが、700万年前から何も変わっていない事は何なのか?それは24時間のサイクルが一日の周期であり、人も約24時間位(概日リズム)の周期でDNAは時を刻んでいる。そのリズムは朝陽の眩しさでスタートを察知し、その14~16時間後の暗くなる時に眠たくなる。この事実を考えると太陽と人間の関係というものは、無くてはならない関係と分かりますね。誰に限らず、明日から出来る事は「太陽に感謝」しながら、目いっぱいの太陽を浴びるように心掛ける事ですね。

睡眠指導士18_03

«前の記事 介護・健康コラム 次の記事»