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自宅か、ホームか、それが問題だ! 第4回

〜 「元気なうちに入居する」介護付有料老人ホームに学ぶ「老い支度」 その4 ~

 こんにちは、みなさん。
 今回は、「元気なうちに入居する」介護付有料老人ホームの機能から、「食事サービス(3食×365日、食堂でお食事を)」についてご紹介します。

 入居して、女性の方は、主婦としての三度の食事の準備から解放され、自分の時間が多くできて本当にうれしい、とおっしゃる方は多いです。お一人、あるいは高齢者夫婦だけで、美味しくて栄養のバランスのとれた食事を毎回用意するのは、手間もお金も大変です。

 どのホームも食事サービスは重要と考え、様々な工夫をしています。管理栄養士がカロリーや栄養に配慮したメニューを作り、調理師を中心に美味しく、見栄えのよい献立を作ります。
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 ホームによっては、メインのおかずを複数から選べたり、アレルギーや好き嫌いにも対応してくれるところもあります。また、主食のご飯も、「柔らかめ」や「おかゆ」、「もち麦」や「五穀米」まで用意しているホームもあります。

 都心の豪華なホームでは、その日に食べたいものをメニューから注文できるぜいたくなところもありますが、通常のホームでは、定食方式・セルフサービス方式がほとんどです。
 そして、あくまでも「おうちのごはん」としてのメニューで、食べ飽きない、ほっとする味が好まれるようです。

 高血圧や糖尿病などのご病気などで食事制限がある場合、管理栄養士が食事相談を行ったり、ご病気に対応した食事を提供できるホームもありますので、心配な方は入居前に相談してみましょう。
 介護が必要になった方向けの、柔らかい食事、ペースト食などもどこまで対応しているか、確認が必要です。

 高齢期の食事は「健康寿命を伸ばす」ためにも非常に重要です。
 ご本人やご家族も気づかないうちに「低栄養」状態になっている高齢者も多い、と言われていますが、特に男性のお一人暮らしの場合、ホーム入居後、毎食をホームの食事にしただけでお元気になった方、杖なしで歩けるようになった方などいらっしゃいます。

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社会福祉法人 聖隷福祉事業団 エデンの園入居者募集センター長
吉田まなぶ

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