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冬季うつ病とその対策

冬季うつ病とその対策

うつ病という名称がついておりますが、一般的な「うつ病」とは違い、毎年日照時間の少ない冬の時期に発症するのですが、春になると改善されていくという季節性の症状です。

ヨーロッパやカナダなどの緯度の高い国では、この冬季うつ病は非常に一般的なようで、日本列島でも緯度の高い北陸地方などでは発症者が多いようです。原因を知ったうえで、日々の生活習慣を見直し、少しでも冬季うつ病の症状が軽減できれば幸いです。冬季うつ病の原因の一つは脳内物質「セロトニン」の不足です。

セロトニンって何?

・ストレスによる脳疲労を防ぎ、精神を安定させる物質

・脳に満腹感を感じさせて過度な食欲を抑える物質

・集中力を増進させる物質

冬季うつ病の代表的な症状

・意味わからず、むなしく自己否定的になる。

・無気力感に襲われる。

・たくさん寝ているのに日中にも眠気がある。

・人付き合いがおっくうになり、外出したくない。

・集中力がなくなり家事や仕事に支障をきたす。

・甘いものばかり食べたくなり、体重が増える。

 

冬季うつ病のメカニズム

冬の季節は、日照時間が短くなる事から、朝陽が上る時間も遅く、夕方日が沈む時間も早いため、ほかの季節よりも光刺激が減り、それが原因で神経伝達物質のセロトニンが減ってしまいます。目に入る光の量が少なくなると、深部体温リズムやメラトニンリズムが乱れて体内時計がくるってしまい日中のパフォーマンスも落ちてしまいます。

 

人間は、植物と同様に光をある程度浴びないと心身の調子を崩してしまいます。

日中でもカーテンを閉め切って過ごす方や、日光が当たらない部屋にお住まいの方などの場合は、冬季うつ病と同様の症状になりがちですので、意識的に「光」を浴びる工夫をされた方がよさそうです。

 

ただ光を浴びるだけではダメ

光に対する感受性を高めるビタミンB12を食事で補うことで相乗効果を期待できます。

B12を摂取する方法としてトリプトファンの多い、バナナなどがお勧めです)

 

まとめ

・意識的に「外にでて」光を浴びる習慣にしましょう!

・バナナ・プロセスチーズ・豆乳などを含めて栄養バランスのよい食事をしましょう!

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