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間違いだらけの冬の睡眠 

冷え性の方の多くは、満足な睡眠が出来ていないと言われております。私自身も極度の冷え性でして特に今の時期(12月~3月)は、寒くてなかなか寝つけず、目覚めも悪いと悩んでおりました。しかし、これからお話する間違った睡眠習慣を少しでも改善していただくだけで睡眠の質は劇的に変わります。

①お風呂の入り方

熱いお湯では気持ちも体も高潮してしまいます。(交感神経優位)40度前後の「ぬるま湯」に「15分程度」ゆっくりと体の芯から温め、リラックスしてください。(副交感神経優位)
お風呂に入る前には必ず「コップ一杯のお水」を飲んでから入浴しましょう!
→就寝前にしっかり体温を上げ湯冷めしないよう心掛け、睡眠時には手足から放熱を促し「体の芯」の(深部)体温が一気に下がる事によって「入眠を促進」します。
・ポイント:時間をかけて体の芯までゆっくり温める。

②足が冷えても靴下はだめ

冷え性の方はお風呂で温まった体を維持するために靴下を履く、という事をよく聞きます。睡眠の準備である手足からの放熱を防いでしまい睡眠導入にはよくないです。
→手足を温めるよりも、血管が集中している首もとを温めたほうが、全身の血のめぐりがよくなり、手足まで素早く温まります。(且つ手足の放熱もできます。)
・ポイント:冷え性の方はネックウォーマーや温熱シートなどで首を温めましょう。

 

③掛け布団よりも敷き布団が重要

寒い冬でも、寝ている間にコップ一杯の汗をかくと言われております。個人差と季節変動によっても違いますが、睡眠ステージにも体温を調整する「汗」は必要なんです。
→人間の体は蒸発しやすい方に汗をかく特性(半側発汗)があるので、体を圧迫するような厚く重い掛け布団は好みません。少し固めの敷布団と温かく軽めの掛け布団が快眠の発汗にはオススメです。よい寝汗をかける寝具で無意識な睡眠中の不快指数を下げ、質のよい睡眠を。

④羽毛ふとんはそのまま

寒いからといって、もふもふの毛布を羽毛ふとんと体の間に入れている方が多いですが、折角の羽毛ふとんの効果を半減してしまいます。羽毛ふとんは体温が伝わるとダウンが膨らみ温かさが増します(保温効果)。寝入りばなは冷たいですが次第に温まります。
→寝る前に軽く羽毛をほぐし空気を入れると保温効果が増します。毛布を使用するのであればふとんの上にのせましょう。

 

⑤冬の快眠グッズを活用しましょう

・布団乾燥機→快眠温度といわれている摂氏33度までは、寝る前の20分程で温める事ができサラサラ&フカフカ気持ちよい気分で眠りにつけます。5,000円程度で寝入りばなの気持ちよさが手に入ります。
・湯たんぽ→電気毛布とは違い、時間経過とともにお湯がだんだん冷めていくので睡眠時の体温調整には最適です。温めたい体の場所に移動できる事もありがたい。今では100円ショップでも買えますね。
・温かい飲み物→睡眠中のトイレにあまり影響ない程度の「量」(個人差があります)と、刺激が強すぎない「ぬるめ」を前提に私は飽きないように色々、楽しんで飲んでおります。
・ジンジャーティー(ティーパックタイプは安価です)
・ぬるめのミルク(睡眠効果の医学的効果は認められてはいません)

いかがでしょうか?ほんの少しだけ習慣を変える事で冬の睡眠は変わります。今年は特に寒い日が続いておりますので、体調を維持する上で適切な睡眠方法を実践してみてください。

 

寝苦しさを解消する夏の睡眠

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