愛知県のグループホーム整備促進支援制度⑧体験談その3 


今回もグループホームを運営されている方の体験談をご紹介します。

 

 

 

体験談6「感染症への対応」

6-1ホームの概要

障害種別等

 知的障害 区分 3~4

定員等

 5 名 (男性 5 名) 年齢は 20 代~60 代

ホームの特徴

 5階建て集合住宅 1 階の隣り合った 2 戸を借用して 1 ホームとして運営 しています。夜間は宿直にて対応しています。

 

6-2ホームの説明 5階建て集合住宅 1 階の隣り合った 2 戸を利用

・集合住宅の隣り合った 2 戸を借用して 1 ホームとしていて、一方には 利用者 3 名の居室と食堂、台所があり、他方では利用者 2 名の居室と 職員の部屋があります。

・食事は全員、食堂のある側の住戸でとっています。

 

6-3苦労した体験 インフルエンザに罹患、他の利用者や職員に感染

・冬季、利用者 1 名がインフルエンザに罹患したことがありました。その後、同室の他の利用者 2 名とそのホームで支援を担当していた職員 4 名中 3 名がインフルエンザに罹患しました。

・インフルエンザにより職員は休業を余儀なくされて、元気な利用者の日常生活への支援、インフルエンザ罹患の利用者への対応が極めて困 難な状況になってしまいました。

 

 

6-4解決・収束 バックアップ施設職員や他のホームの職員の応援

・罹患者への対応として、夜間に巡回の回数を増やし状態を細かく確認 し、医療機関への速やかな受診を行いました。

・また、他の利用者への拡大を防ぐため(幸いインフルエンザに罹患した利用者は全員、食堂のある側の住戸に居室があったため)、健康な利用者がその部屋に入らない(健康になるまで接触しない)ように生活 をしていただきました。食事も隣室に運んで食べてもらいました。

・さらに、支援(職員の対応)では長時間勤務が可能な職員の柔軟な配置。バックアップ施設職員の応援や他のホームの職員の応援(食事作り・提供)により数日間を乗り切りました。

 

6-5この体験後こころがけていること 職員間で情報を共有

・日常から健康の維持のため、特に冬季には手洗いやうがい、マスク着用の声掛けを行っています。

・体調変化に早期の対応ができるように、インフルエンザの流行の兆し がみられたら朝・夕の検温を行い、職員間で情報を共有しています。

 

6-6新規開設を希望される方へ 「普段との違い」を見逃さない

・まずは、健康の維持管理を。体調を崩すことはあるので、早期発見。そのためには、本人の自覚症状の訴えのみではなく職員はじめ周りか ら見た他覚症状(普段との違い)を見逃さないようにしてください。

・本人では正しく伝えられなかったり、我慢してしまったりする可能性もあります。そのために、普段(健康な状態、平熱等)の把握をして ください。

 

どの職員が入っても対応できるように

・そして、どの職員が入っても対応できるように、関係する職員同士で情報を共有することも大切にしてくださ い、。

 

 

~今回の事例とは全く関係ないですが、一言~ 

 生活への支援は重い責任を背負い、辛いと思うことも多く出てくると思いますが、利用者の笑顔や楽しい生活体験はその場にいる職員しか触 れることができません。「嬉しい体験を独り占め」できますよ。

 

 

 

体験談7「近隣住民との関係」

7-1ホームの概要

障害種別等

 知的障害 区分 2~4

定員等

 5 名 (女性 5 名) 年齢は 50 代~60 代

ホームの特徴

 5階建て集合住宅1階の隣り合った2戸を借用して1ホームとして運営 しています。夜間は宿直にて対応しています。

 

7-2ホームの説明 地域の町内会に参加

・集合住宅の隣り合った2戸を借用して1ホームとしていて、住宅(団地)で町内会を組織していて、近隣の地域の皆さんと同じように順番に回ってくる役員を引き受けています。

 

 

7-3苦労した体験 地域の外国の方とのコミュニケーション

・組長は各戸を回って町内会費を集めることになっていて、世話人が徴収に回っていましたが、入居していた外国の方とうまくコミュニケー ションが取れず、払う必要がないと拒否をされて世話人が 泣いて、悩んでいたことがありました。

 

 

 

7-4解決・収束 行政や住民へ協力をお願い

役所の国際交流の担当部署や集合住宅内の住民の方に通訳等の協力をお願いして、町内会費の支払いについて説明をしたり、連絡事項をその方の言語に翻訳して文章にしてもらい、支払っていただけるように なり、コミュニケーションが取れるようになってきました。

 

 

7-5この体験後こころがけていること 日頃のお付き合いや挨拶を大切に

・そこに住んでいる利用者が生活の主役であることを大切にしています。 日頃のお付き合いやこちらからのあいさつを大切にするよう心がけてい ます。

・また、毎月定例で行われている住宅周辺の清掃活動に極力利用者全員で参加をしています。

 

 

 

7-6新規開設を希望される方へ 地域の皆さんと一緒に生活

 ホームは地域の皆さんと一緒に生活をしていて、地域の多くの皆さん に支えられています。

地域に理解してもらう、地域を理解する

 皆さんと関わりをもつこと(特に町内会の役を引き受けること)は大変なことですが、地域の皆さんにホーム・利用者のことを理解していただくチャンスです。それ以上に、私たちホー ムの側が地域(地域の皆さん)を理解するチャンスになると思います。顔見知りの方が増えるということは心強いものです。

 

 

 

グループホーム整備促進支援制度について – 愛知県

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度①開設までの準備」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度②開設までの準備その2」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度③開設までの準備その3」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度④運営」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度⑤運営その2」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度⑥体験談」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度⑦体験談その2」

WEBワライフ「愛知県のグループホーム整備促進支援制度⑨まとめ」

 

«前の記事 介護・健康コラム 次の記事»