新しい供養のかたち 第4回これからの葬儀のカタチ


葬儀費用の平均は199万円(2010年)

 2010年の調査では葬儀にかかった費用は全国平均199万円でした。前回の調査からは30万円下がってきてはいますが、それほどの費用がかかるのです。

 その内容をみてみると

・葬儀代 120万

・寺院費用50万

・飲食接待費30万です。

 高齢化社会を迎えている日本ではお亡くなりになるまでに 病院での医療費、自宅や施設での介護費用などが長い期間にわたってかかってきます。

 ご本人の年金だけですべてをまかなうのは困難なケースが非常に多く、家族の金銭的な援助を必要とする方も多いです。

 その家族も少子化により支える人数自体が少なくなってきているのが現実で、構造的に難しい状況にあるご家庭もあろうかと思います。

 

自宅葬からホール葬へ

 この10年ほどで葬儀のカタチは大きく変化しました。

葬儀の場所、形態など時代とともに変化

 一番の変化は葬儀を行う場所でしょう。以前は自宅や、寺院、公民館、市営斎場にておこなうのが一般的でしたが、葬儀専用ホールの登場により今では多くの方が葬儀社が所有している 葬儀ホールにて行うようになりました。

 料金も不明瞭だった内訳を明確に打ち出した料金プラン、セット化も今では主流になり各社が様々な料金プランを薦めています。

増えている「家族葬」

 そして最近皆さんもよく耳にする「家族葬」という概念が登場し 葬儀自体の規模が小さくなる要因になっています。

 ご本人の関係者以外はお断りをし、家族、親戚を中心にごく親しい方のみに声をかけるスタイルです。

 

 

 

ホール葬から「施設葬」へ

家族葬が全体の8割という調査も

 ある葬儀社への調査では家族葬が全体の葬儀の割合の8割をしめているようです。

 その家族葬でもやはり葬儀社のホールを使用して行うと安価では行うことはできません。

 葬儀社ではホールの維持費用、車両やスタッフを24時間待機させるための費用、広告宣伝費、生花などの仕入れ費用など様々な経費が営業をする上でかかってきます。

 それらを捻出していくためには葬儀代金へ組み込み、それらの費用を補わなければいけません。

予想される「施設葬」の増加

 そこで今後多くなってくると予想されているのが「施設葬」(入居していた施設で共に過ごした施設の方々と共に見送るお別れ会)です。

 人生の最期の時期を共に過ごした仲間、職員にも見送られて旅立つことができ、故人も家族も寂しい葬式にはならないので大変評判が良いようです。

 葬儀ホールを使用するわけではないので金銭的な負担は通常葬儀ホールで同じことを行うよりも、かなり安価に行えるといった点も評判の良さの一つともいえるでしょう。

 施設葬を専門で行う業者さんもでてきています。

 「見栄より内容を」という方が多くなってきたのも価値観の変化の一つかもしれませんね。

 

 

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