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アルコール依存症にご注意!お酒と正しく付き合うために

アルコール依存症2

お酒が好きな方はアルコール依存症に気をつけた方がいいかも知れません。特に定年退職後、自由な時間が増えるシニアの方は退屈な時についアルコールに手が伸びてしまいがちです。こうなる前にアルコール依存症について知っておきましょう。

アルコール依存症とは

薬物依存症の一種で、飲酒などのアルコールの摂取によって精神的、肉体的な薬理作用に強くとらわれ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり強迫的に飲酒行動を繰り返す精神疾患です。それだけでなく次第に攻撃的、自虐的になり、人間関係を壊してしまうこともあります。
アルコール依存症の進行プロセス

最初は機会があるごとに飲み、次第にアルコールに対する耐性が付き、気分の高揚を求めて飲むようになってきます。しばらくして精神依存の形成が始まると、ほぼ毎日飲むようになり緊張をほぐすために飲んだり量も増え、ほろ酔い程度では飲んだ気がしなくなります。

依存症の初期段階では、お酒が切れると寝汗、微熱、不眠といった軽い症状が出始め、飲む時間まで待ちきれずにイライラすることもあります。

依存症中期になると二日酔いの朝の軽い手の震えや恐怖感などの症状を治すための迎え酒をするようになります。お酒が原因の不注意や判断ミスなども増え家庭内ではトラブルも多くなります。さらに飲むために嘘をついたり隠れ飲みをするようになります。

後期になると食事をきちんと取らなくなり一人酒を好むようになります。アルコールが切れることで、うつ状態や不安に襲われるために飲まざるをえなくなるのです。連続飲酒発作や幻覚、肝臓などの疾患の悪化により、日常生活が困難になり最悪死に至る危険性もあります。
アルコール依存症の治療

患者はお酒を飲みたい欲求がとても強く、自分自身では抑えられない状態になっています。また、飲酒をやめたことによるイライラや不安感などの症状から回復させるためには断酒することが必要です。

治療方法としては多くの場合、入院治療が選択されます。心身の状態が比較的安定していて、患者とその家族が医師の指示に従って自分たちの力で生活改善をしていく事が可能な場合は、入院せずに外来で治療が行われる場合もあります。

禁酒

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