在宅介護サービスの種類


小規模多機能型居宅介護(複合施設)

小規模多機能型居宅介護とは、利用者が自立した生活を送れるように、施設へ通うことを中心として、自宅への訪問や短期間の宿泊を組み合わせて、日常生活上の支援および機能訓練を目的としたサービスです。

小規模多機能型居宅介護のメリット、デメリット

小規模多機能型居宅介護は、様々なメリット、デメリットが存在します。少人数で利用するサービスなので、人見知りが激しい人でも利用しやすいというメリットがある反面、一つの事業所あたり25名以下の登録制となるため、定員を超えるとサービスが利用できないデメリットがあります。

●その他のメリット

・顔なじみのスタッフ、利用者との交流がはかりやすい
・月額定額制なので、介護保険利用限度額をはみ出しにくい
・状況に応じてショートステイ、訪問介護、デイサービスの3つを自由に選べる
・年中無休で非常時にも対応可能

●デメリット

・一部の介護保険サービスが利用できなくなる(デイサービス等)
・定額制のため、あまりサービスを利用しないときは割高感がある
・一部のサービスに不満があっても、そこだけ別の事業者を利用することはできない

利用対象者、費用について

在宅介護サービスの種類1小規模多機能型居宅介護を利用できる人は、要支援1および2、要介護1~5の認定を受けた方が対象となります。費用については1割の自己負担が必要となります。

要支援の場合

要支援1 4,469円/月
要支援2 7,995円/月

要介護の場合

要介護1 11,430円/月
要介護2 16,325円/月
要介護3 23,286円/月
要介護4 25,597円/月
要介護5 28,120円/月

この他にも日常生活費(宿泊費・食費など)は別途負担する必要があります。

申し込み方法

要介護の場合、小規模多機能型居宅介護事業者に所属しているケアマネージャーにケアプランを作成してもらいます。要支援の場合は、地域包括支援センターに相談してから、小規模多機能型居宅介護事業者に依頼して介護予防ケアプランを作成してもらいましょう。

短期入所介護サービス(一時入所)

家族が事情により、1週間程度介護が出来ない場合に利用するサービスです。

サービス内容はどうなっていますか?

短期入所介護サービスには大きく分けて二つあります。一つは「ショートステイ」と呼ばれるものです。特別養護老人ホーム(特養)に短期間だけ入所して、「入浴、食事、排泄」といった一般的な老人ホームでの介護サービスを受ける事が出来ます。もう一つは「短期入所療養介護」というサービスです。介護療養型医療施設や老人保健施設で、日常生活の介助はもちろんのこと、医療サービスを受ける事が出来ます。ですから、持病を持っている人でも安心して入居する事が出来ます。

利用するにはどうしたらよいでしょうか?

「要介護認定」を受けている必要があります。市区町村の「介護保険担当課」に行き、申請して認定を受けましょう。「要介護認定」には「要支援1と2」「要介護1から5」と当人の身体状況によって、区分けされます。「一時判定」として「訪問調査」というのを受けます。その次に「主治医の意見書」や様々な点を「専門家」が総合的に判断します。これを「二次判定」と呼び、該当する人は一時入所サービスを受ける事が出来ます。サービスを利用する方法として、「地域包括支援センター」という施設があります。そこには「ケアマネージャー」という専門家が居ますので、利用したいという旨を相談し、普通の”ショートステイ”が良いか、”短期入所型療養介護”が良いかを判断してもらうと良いでしょう。

費用はどのぐらいかかりますか?

「ショートステイ」の場合「要支援1と2」の人で1日500円から600円程度(一割負担)の支払いとなります。「要介護1から5」の人は1日700円から1000円程度(一割負担)の支払額となります。住んでいる地域の施設によっても額が変わってきますので、あくまで目安となります。「短期入所療養介護」の場合は医療に特化した介護診療型医療施設など、元々の支払額が高い施設は、比較的に割高となっています。

通所介護サービス(日帰り)とは

通所介護サービスとは、在宅での介護が必要な方にデイサービスセンターで入浴、レクリエーションなどの各種サービスを提供し、高齢者の自立支援と家族の負担を軽減するための介護保険サービスの一つです。

閉じこもりがちな高齢者や要介護者が、様々な人々と交流する事ができるため、介護保険サービスの中でも特に人気の高いサービスです。

サービス内容について

在宅介護サービスの種類2デイサービスセンターによって様々です。例えば、レクリエーションでは手芸や俳句、囲碁、将棋といったものを用意しているところもあれば、運動器具が数多く並んだスポーツジムのような雰囲気を持つセンターもあります。

食事に関しても病院食のようなメニューを出すところから、旬の食材を取り入れたリッチな食事を提供するところ、利用者の好み・体調に合わせた食事を出すところもあります。入浴も大勢で入る大浴場、一人ずつ順番に入るところなど、様々です。

デイサービスセンターによって大きく違ってくるので、利用前に見学に行くことをおすすめします。この時に利用者やスタッフの雰囲気などを見ておくと良いでしょう。

対象者、料金について

通所介護サービスが利用できる人は、要支援1以上または要介護1以上の方が対象となります。

費用の目安としては、要支援1の場合20,990円/月で、自己負担額が2,099円/月、要介護1の場合、利用時間が3時間以上5時間未満で4,610円/回、自己負担額は1回につき461円となります。

この他にも、特別な場合に加算される費用も出てきます。例えば栄養改善を行う場合1,500円/回(自己負担額:150円/回)、若年性認知症のケアで600円/回(自己負担額:60円/回)の料金を必要とします。

通所介護の申し込み方法は、要支援と要介護では手順が異なります。要支援の場合、地域包括支援センターで介護予防ケアプランを作成してもらいます。要介護ではケアマネージャーにケアプランを作成してもらうことで通所介護を利用する事ができます。

訪問介護サービス(自宅訪問)

自宅まで来て、身の回りの世話をしてくれるサービスです。

具体的なサービス内容を教えて下さい

在宅介護サービスの種類ホームヘルパーの資格を持っている「訪問介護員」が利用者の自宅まで出向いて、「食事、入浴、排泄」などを介助する”身体介護”や「掃除、洗濯、料理、買い物」などを行う生活に関する支援を行う”生活介護”を行います。また病気や怪我などで自力で病院まで行けない人のために介護専門の車に自宅から乗車させ、移送を行い、安全に降ろすというサービスを展開する事業所も増えています。家族が車を所有していても、利用者によっては乗車させるのが困難である事があります。ですが、自宅訪問を行っている業者は専門家であり、介護専用車は利用者を安全に乗せるために設計されていますので、安心して任せる事が出来ます。

利用するにはどうしたらよいですか?

まずは住んでいる市町村の窓口で、「要介護認定」を受ける必要があります。「介護保険担当課」が窓口ですが、自分で申請するのが困難な人は”在宅介護支援センター”や”指定居宅介護支援事業者””介護保険施設”が代行してくれる場合もあります。「要介護」「要支援」の認定は「訪問調査」という「一時判定」を行います。次に主治医の「意見書」などを含め「総合的に」専門家が判断します。これを「二次判定」と呼称します。認定の結果「要支援1から2」「要介護1から5」と7段階に判定されます。その上で、居宅介護支援事業者に連絡してサービスが提供されます。

費用はいくらぐらいかかるのでしょうか

事業所によって金額が変わります。「要支援1か2」と認定された人は「介護予防訪問介護」というサービスに振り分けられます。週1回の利用、週2回の利用、それを超える利用で支払額も大きくなります。介護保険適用により1割負担となり、週1回の利用で月額千円を超える支払い金額となります。「要介護度」が「1から5」と認定された人は「訪問介護」のサービスを受けられます。”身体介護””生活介護”共に20分から30分ごとに一割利負担で数百円の実費支払いとなる事業所が多数です。

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