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親の介護 アルツハイマーの母から学んだこと その八

親の介護 アルツハイマーの母から学んだこと その八

病院への入院 看護師さんの手馴れた対応体力

入院日、私と母は一緒に案内され病棟に入り、すぐに母は別のところに連れて行かれ、私はひとりナースステーションで入院の手続きやシステムなど一通りの説明を聞きました。母は私と離れることを嫌がっていましたが看護師さんは手馴れた様子で対応していました。話が終わり寝巻きなどを預けるとすぐに出口へと案内されました。母とは会わず、今日はそのまま帰ったほうがいいと病院の方から言われそうしました。少し後ろ髪をひかれる思いでしたが、確かに会えばゴタゴタするのは明らかでしたので、そこは経験を積む専門家の指示に従いました。

初めての見舞い

数日後、入院して初めて見舞いに行きました。エレベーターを降り、看護師さんをチャイムで呼び、施錠を解いてもらい病室へと向かいました。廊下を歩くわずかな時間でしたが、入院してからの様子を簡単に看護師さんは説明してくれました。初日はかなり興奮状態で相当駄々をこねていたようですが、今は比較的落ち着いてきているようで食事も普通に食べられるとのことでした。特に最初の夜は激しく怒っていたようですが、看護師さんが冷静に対応してくださったことは話を聞いていてよくわかりました。ここでは私の母に限らず、そのようなことは日常なのだと何度か見舞いに訪れてからわかりました。

「何でこんなところに入らにゃならんだん」

病室に入り母に会うと私を睨みつけ開口一番「何で私がこんなとこに入らにゃならんだん。早く出しとくれん」と文句を言われました。私は「まだ検査をしなきゃならんで」など適当な言葉で答えましたが当然納得などしません。母の病室は4人部屋で、車椅子でなければ移動できない人、会話も難しいのではないかと思われるような人などいろいろな方がいました。隣には母よりはかなり年上ですが、足腰も丈夫で会話も普通にできる方がいました。何はともあれ同室の方には一通りご挨拶をしようとお一人おひとりに「よろしくお願いします」と頭を下げて回りました。すると母の隣の方から「私はこの人(母のこと)が隣に来てくれて嬉しいだよ。ちゃんと話ができる人ができて楽しい」と言ってくださいました。私には救いになりました。聞くと年齢は母よりも20歳以上はなれていてもう90歳をこえているとのことでした。詳しいことはわかりませんが一見は母と同様「普通」でした。

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