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冬の疲れとその対策について

冬の疲れとその対策について2

【冬の疲れ】
冬は寒さで体が縮こまってしまい、代謝力が大幅に落ちてしまいます。その為、疲れや倦怠感が生じてしまいます。体の中の老廃物や疲労物質が溜まりこんでしまうので、しっかり排出する必要があります。また外と屋内の温度差が激しく、自律神経のバランスを崩し、体調不調で十分な栄養素が摂れずに体力が低下してしまいます。寒いので水分もあまり摂らなくなり、食欲も落ちてしまう悪循環で疲労が取れにくく、悪化する事があります。
冬の疲労には2種類のタイプがあります。慢性疲労(精神的疲労)タイプと筋肉疲労(肉体的疲労)タイプです。前者の多くの疲労は充分な睡眠・休養によって回復する事ができますが、それでも取れない疲労が続くと慢性疲労となり、これが続くと免疫力が低下し、風邪等感染症にかかりやすくなります。後者は体に乳酸が溜まる事で起こります。乳酸は体を動かしてエネルギーを消費すると発生し、大量に発生すると体内に蓄積されてしまい、筋肉痛や肩コリ、首のコリ、体の冷え、頭痛等を引き起こします。

【冬の疲れを克服する為に睡眠は?】
疲れを取るために適切な睡眠方法は、40〜42度の湯船にしっかり浸かった入浴をし、吸湿性の高い寝巻きで就寝する事です。掛け布団は重すぎず、敷布団は柔らかすぎない物にしましょう。羽毛布団等が良いです。入眠前は部屋の明かりを落としてリラックスするようにしましょう。上質な睡眠を取る事により、疲労回復するのとしないのでは大きく違ってきます。

【冬の疲れを克服する為に食事は?】
次は食事についてですが、不規則な食事や偏食により疲れを招く事を防ぎましょう。不規則な食事をしていると体に必要な栄養素が不足し、消化吸収の働きがうまくいかず疲れてしまうので、疲労回復の為に筋肉でエネルギーを作りやすい栄養素を取り入れるようにします。具体的には、エネルギーに必要な栄養素としてビタミンB1とカリウムがあります。ビタミンB1はエネルギーが作られるのに必要な栄養素で筋肉の疲労物質の乳酸に関わり、カリウムは精神的疲労やストレスを落ち着かせる働きや筋肉を収縮させる働きがあるので、ビタミンB1とカリウムが不足すると脱力感が起きて疲れの取れない状態になります。ビタミンB1はタンパク質(肉類・うなぎ・大豆等)、カリウムは野菜に多く含まれます。毎日の食卓で簡単に補給できる食材はごま、梅干、生姜があります。

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