WEBワライフ

三河・遠州地域の介護施設検索・介護情報総合サイト「ワライフ」

認知症について知っておきたいこと 認知症にならないための対策

認知症2

認 知症とは、後天的な脳の器質的障害によって知能の低下を引き起こす病気で、特に高齢者がかかりやすい病気であるといわれています。認知症は残念ながら現在 の医学では完治が見込めません。特に代表的なアルツハイマー型認知症は、一度発症すると病状は進行していきます。認知症にならないために生活習慣から変え ていくようにしましょう。

食生活を見直そう

認 知症は老化と共に血液の流れが悪くなり、脳細胞が壊死してしまうことで引き起こされます。そのため、認知症予防には「和食」が効果的であると言えます。魚 に多く含まれている動脈硬化のリスクを下げる「DHA」や、大豆製品に含まれる血中コレステロールを低下させる「レシチン」等、和食には認知症予防に効果 的な成分が多く含まれています。

今日から始める対策として効果的なのは、夜に納豆を食べることです。納豆は脳梗塞や動脈硬化の予防に効果的であるとして度々取り上げられています。特にネバネバの部分が良いため、100回ほど混ぜてから食べるのがいいでしょう。

運動による認知症対策

体を動かすことは認知症対策にも効果があるようです。実際に介護施設等で試験的に行われた運動・体操は、認知症の高齢者の活動量が増え自ら歩き出すなど顕著な効果が出ています。

運動が苦手という方も少なくありませんが、室内でも出来るラジオ体操やストレッチも効果があります。

やってみるのは簡単ですが、それを続けるというのは難しいかもしれません。指導してくれる方を見つけて続けるのが良いと思います。

日頃より頭を使う

日頃より頭を使うように心がけることも認知症予防に効果があります。脳の老化により認知能力が低下し、ちょっとしたことに気を取られて何をすべきか忘れてしまう方も少なくないかと思います。それを予防するために「BDNF」と呼ばれる液体タンパク質が効果的です。

こ のBDNFを増やすためには頭を使うことが大切です。自宅ですぐに始められるものとしては「しりとりをしながら踏み台を上り下り」するものが挙げられま す。やり方は踏み台(階段でも良い)を右足から上がって左足から下りるのを繰り返し、30秒間一人でしりとりを行います。体と同時に頭を使うためBDNF の増加に効果があります。

前の記事 介護・健康コラム 次の記事