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ユマニチュードは希望となるか

高齢化が進む日本。
福岡市では介護する側の人材不足に備え、負担を減らそうとフランス生まれの技法『ユマニチュード』を取り入れる試みを開始しています。

ユマニチュードとは、「あなたのことを大切に思っている」という気持ちを相手にわかるよう表現するケア技法のことです。まずは、あなたの存在を認めていますというメッセージの「見つめる」。次は穏やかに、ポジティブに「話しかける」。そして動こうという意志を妨げないよう支えるように「触れる」。人としての尊厳を大切にすることで、認知症の人が穏やかに過ごせるようになるそうです。

福岡市では、自宅で介護する人たちにもユマニチュードを広める取り組みもサポートしています。
実際、学んだ人は介護される家族にいい効果があったということですし、研修を受けた介護スタッフも意欲的になったといいます。
まだまだ広がるには時間が必要だと思いますが、ケアする側に働く希望、ケアする側に生きる希望を与える重要な手段となることでしょう。


介護人材が学んだことを生かしきれなかったり、特別養護老人ホームの入居者の対応に苦しむ中、認知症の入居者は増え、少ない人数で対応しなければならず、仕事を辞めていく人もいました。

ユマニチュードにより、相手の都合よりも仕事の内容を優先していたことを気づかされたそうです。

参考:NHK福祉情報サイト ハートネット https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/7/

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